耐震コラム
家のきしみ音の原因と解決策!不安を解消する方法

夜中に聞こえる不気味な「ギシギシ」「ミシミシ」。
家のきしみ音に悩まされていませんか?
それは心霊現象ではなく、多くの場合「家鳴り」と呼ばれる自然現象です。
この音の原因が分かれば、不安も解消できるかもしれません。
今回は、家鳴りの原因と、効果的な対処法を分かりやすくご紹介します。
お家のきしみ音の謎を解き明かしましょう。
家のきしみ音の原因特定
気候の影響と対策
日本の気候は、湿度や気温が大きく変化します。
特に季節の変わり目には、木材の膨張や収縮が激しくなり、「パキパキ」といった乾いた音が発生することがあります。
これは、木材が湿気を吸ったり吐いたりすることで起こる現象です。
対策としては、室内の温度と湿度を一定に保つことが有効です。
エアコンや除湿機などを活用し、湿度を60%程度に維持しましょう。
また、こまめな換気も効果的です。
建物の構造と対策
家の構造材である木材や鉄骨、釘などは、気温や湿度の変化によって伸縮します。
これらの伸縮によって、建材同士が摩擦し、きしみ音が発生します。
特に、新築の家では建材がまだ馴染んでいないため、家鳴りが起こりやすいです。
数年経てば自然と落ち着いてきますが、気になる場合は、家具の配置を見直してみましょう。
重い家具が集中している場所があると、床への負担が大きくなり、きしみ音が発生しやすくなります。
地震による影響と対策
地震によって家の構造に歪みが生じると、きしみ音が発生することがあります。
地震直後に家鳴りが始まった場合は、構造的な問題がないか専門家による検査を受けることをお勧めします。
小さな揺れでも、建物の歪みは蓄積されるため、定期的な点検が安心です。

きしみ音への適切な対処法
音の発生源の特定方法
家鳴りの音は、特定するのが難しい場合があります。
しかし、音の発生源を特定できれば、より効果的な対策を立てることができます。
音のする場所を注意深く観察し、時間帯や天候との関連性を探ってみましょう。
例えば、特定の家具の近くで音が大きくなるなど、何か手がかりが見つかるかもしれません。
専門家への相談
自分で原因が特定できない場合や、大きな音で不安な場合は、建築業者や専門家に相談しましょう。
専門家は、建物の状態を詳しく調査し、適切な対策を提案してくれます。
特に、古い家や地震の影響を受けた家では、構造的な問題が隠れている可能性があるため、専門家の意見を聞くことが重要です。
生活習慣の見直し
家鳴りは、生活習慣を見直すことで軽減できる場合があります。
例えば、重い家具の配置を変える、こまめな換気をする、室内の温度と湿度を調整するなどです。
これらの対策は、家鳴りを完全に防ぐものではありませんが、音の発生頻度を減らす効果が期待できます。
まとめ
家のきしみ音は、多くの場合、気候、建物の構造、地震などが原因の家鳴りです。
まずは、音の発生源を特定し、室内の温度・湿度調整や家具の配置換えなど、簡単な対策を試してみましょう。
それでも改善しない場合、専門家への相談を検討することが大切です。
早めの対処で、安心安全な住まいを保ちましょう。
家鳴りは、必ずしも危険な兆候ではありませんが、放置せずに適切な対応をすることで、余計な心配をせず、気持ちよく暮らせます。
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投稿者プロフィール

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「鈴木住研」では、これまでに400棟以上の木造住宅の耐震診断を行ってきました。
経験豊富な東京都登録の耐震診断技術者(建築士)が責任を持って耐震診断を行なっております。
また、創業より60余年木造住宅を造り続けてきた工務店の高い技術力・施工力で、精度の高い補強工事も行なっております。
社員や協力会社と共に、お客様のご家族と住まいを長期にわたり見守り続けます。ぜひ安心して相談ください。