耐震コラム
耐震補強工事の種類と選び方!外からする方法と内からする方法!
近年では、各地で大きな地震が発生しており、多くの人が自宅の耐震性について不安を抱いているのではないでしょうか。
今回は、西東京市・小平市・東久留米市周辺で住まいのメンテナンスをお考えの方に向けて、住宅の耐震補強工事の種類と選び方について解説します。
地震に不安を感じ、自宅の耐震性を高めたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
□耐震補強工事の種類
住宅の耐震補強工事には、大きく分けて以下の3つの種類があります。
1: 外壁を撤去して行う耐震補強工事
外壁を撤去して行う耐震補強工事は、最も確実な方法です。
なぜなら、外壁を撤去することで、柱や土台などの構造部分の劣化状況を直接確認できるからです。
そのため、必要な箇所に適切な補強を施せ、地震に強い家を建てられます。
2: 外壁を撤去せずに外側から行う耐震補強工事
外壁を撤去せずに外側から行う耐震補強工事は、工期が短く、費用を抑えられるというメリットがあります。
しかし、外壁を撤去しないため、構造部分の劣化状況を正確に把握できません。
そのため、適切な補強が行えているのか不安が残る場合もあります。
3: 内壁を撤去して行う耐震補強工事
内壁を撤去して行う耐震補強工事は、外壁を撤去できない場合に有効な方法です。
たとえば、隣家との距離が狭く、重機が入れない場合などです。
内壁を撤去することで、構造部分の劣化状況を直接確認できるため、適切な補強を施すせます。
□安心への近道!耐震補強のポイント
耐震補強工事を行う際には、以下のポイントを押さえましょう。
1: 耐力壁の設置
耐力壁とは、地震の際に横からの力を支える壁のことです。
耐力壁を増設することで、建物の強度を高められます。
耐力壁を増設する位置は、構造計算によって適切な場所を判断する必要があります。
2: 接合部に耐震金物の設置
木造住宅は、柱や梁、土台などを組み合わせて建てられています。
地震の際にこれらの接合部が外れてしまうと、建物全体が崩壊する危険性があります。
そのため、接合部に耐震金物を設置することで、地震の揺れに耐えられるように補強します。
3: 基礎の補強
基礎は、建物を支える土台です。
基礎の強度が不足していると、地震の際に建物が倒壊する危険性があります。
4: 建物の軽量化
建物の重量が重いほど、地震の被害が大きくなります。
そのため、屋根材を軽いものに変えたり、内装材を軽量化したりすることで、建物の重量を減らせます。
□まとめ
耐震補強工事は、地震対策として非常に有効な方法です。
この記事では、耐震補強工事の種類と選び方のポイントについて解説しました。
自宅の耐震性を高めたいと考えている方は、この記事を参考にして、適切な耐震補強工事を選んでください。
投稿者プロフィール
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「鈴木住研」では、これまでに300棟以上の木造住宅の耐震診断を行ってきました。
経験豊富な東京都登録の耐震診断技術者(建築士)が責任を持って耐震診断を行なっております。
また、創業より60余年木造住宅を造り続けてきた工務店の高い技術力・施工力で、精度の高い、補強工事も行なっております。
アフターメンテナンスを欠かさず、社員や協力会社と共に、お客様のご家族と住まいを長期にわたり見守り続けます。
ぜひ安心して相談ください。