耐震コラム

鉄筋コンクリート造の耐震診断についてご紹介します!

2024年1月30日

建物を所有している方で、その構造の安全性を重視する方も多くいらっしゃるでしょう。
特に鉄筋コンクリート造の建物においては、耐震性が大きな焦点となります。
今回は、鉄筋コンクリート造の耐震診断の内容や費用についてご紹介します。

□鉄筋コンクリート造の耐震診断とは?

耐震診断は、建物の安全性を確保し、万が一の災害に備えるための重要なステップです。
鉄筋コンクリート造の建物における耐震診断には、複数のアプローチが存在します。
それぞれの方法は、建物の特性や診断の目的に応じて選ばれ、建物の耐震性を数値で表すことにより、その安全性を評価します。

1.構造耐震指標Isと非構造部材耐震指標In

耐震診断では、構造耐震指標Isと非構造部材耐震指標Inの2つの指標を用いて、建物の耐震性を数値化します。
Isは建物の骨組みとなる構造体の強度を、Inは外壁などの非構造部分の耐震性を示しており、建物が将来の地震にどれだけ耐えうるかを判断するための基準となります。

ただし、木造の耐震診断ではIs値を使わないため、注意が必要です。

2.現地調査と材料試験

耐震診断を行う上で、現地調査は不可欠です。
建物の物理的、力学的性質を把握するため、実際の建設地での調査や材料試験が行われます。
これには、コンクリートのコア抜き取り試験や、建物の劣化状況、改修履歴、敷地地盤などの調査が含まれます。

3.材料強度の算定

耐震診断では、コンクリートの圧縮強度や鉄筋の降伏強度など、材料の強度が重要な要素となります。
材料の強度は建物の耐震性能を左右するため、設計基準強度や標準降伏点強度を基に算定されます。

4.耐震性の判定

耐震診断の最終的な目的は、建物が安全かどうかを判定することです。
構造耐震指標Isが構造耐震判定指標Isoを上回る場合、建物は安全と判断されます。
この判定は、建物の所有者や管理者にとって安心をもたらす重要な情報です。

□耐震診断の費用はどれくらい?

耐震診断を行う際には、その費用も気になりますよね。
診断の費用は、建物の種類や面積によって大きく異なりますが、以下では鉄筋コンクリート造と木造の建物を例に、費用の目安と計算方法を解説します。

*費用の目安

鉄筋コンクリート造の建物で、延床面積が1,000~3,000平方メートルの場合、耐震診断の費用は1平方メートルあたり約1,000~2,500円です。

ただし、これは建物の図面が存在し、検査済みであることが前提です。

また、建物の延床面積が小さいほど、1平方メートルあたりの費用は高くなる傾向にあります。
なぜなら、小規模な建物でも基本的な調査費用がかかるためです。

反対に、面積が大きい建物では単価が下がることが一般的です。

*図面がない場合の追加費用

建物の意匠図や構造図が存在しない場合、これらを復元するための追加費用が発生します。
現地調査の項目が増え、図面作成も必要になるため、費用は上記の平方メートル単価を上回ることになります。

*木造住宅の診断費用

木造住宅の場合、耐震診断の費用は延床面積が120平方メートル程度の建物で約15~30万円です。
図面がない場合は、実測して必要な図面を作成するため、さらに費用が加算されます。

□まとめ

耐震診断は、構造体の強度を評価し、建物の耐震性を数値化することで、その安全性を判定します。
安全な住環境を維持するためにも、耐震診断の重要性を理解して適切な時期に実施すると良いでしょう。

当社では木造住宅の耐震診断と耐震補強を行っております。
西東京市・小平市・東久留米市周辺で木造住宅の耐震診断・耐震補強に興味のある方は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。
公的助成金対象の耐震診断を無料で行っています。

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