耐震コラム

地震対策として屋根の耐震リフォームが効果的!費用と注意点についても解説!

地震に備えて、住宅の耐震性能を向上させたいとお考えの方はいらっしゃいますか。
大地震の発生時には建物の倒壊によって被害が出ることがあるため、今のうちから備えを始めましょう。

今回は、屋根の耐震リフォームに焦点を当てて必要な情報をご紹介します。

□屋根の耐震リフォームが重要な理由とは

住宅の耐震性能を向上させるためには、屋根の重量が重要です。
なぜなら、屋根の重量は地震発生時に住宅の重心の位置と遠心力の大きさに影響を及ぼすためです。
屋根の重量が大きいと住宅の重心位置が高くなってしまい、安定性が悪くなってしまいます。
そのため、実際に地震が発生した際の揺れ幅も大きくなり、倒壊の危険性が上がってしまうのです。

屋根の減震が及ぼす影響として、1995年の阪神淡路大震災と2004年の新潟県中越地震において、建物の倒壊によって犠牲となった方は、神戸では8割以上だったのに対して新潟では2割だったというデータがあります。
豪雪地帯の新潟では屋根が軽い構造になっており、住宅の倒壊によって被災される方が少なかったといわれています。

住宅に使用される屋根材は、種類によって重量が異なります。
最も軽いのが金属であり、金属屋根材を使用すると瓦を使用した場合の10分の1に重さを抑えられ、地震発生時に家にかかってしまう負担が小さくなります。

□屋根の耐震リフォームにかかる費用と注意点

*費用

日本瓦やセメント瓦を葺き替え(ふきかえ)て、軽くて強いガルバリウム鋼板製屋根材やほかの金属製の屋根材に交換すると、100万円程度かかります。
同時に耐震診断も行う場合、一般診断法を用いると10万円程度が相場となります。
軽量瓦への葺き替えは約130万円、瓦の葺き直しには約70万円かかります。

*注意点

屋根を軽量化することで地震発生時の安全性を高められますが、屋根だけでは十分な効果は得にくいのです。
建物の躯体部分の強度が強くないと、屋根をいくら軽量化したとしても耐震性を万全に発揮することは難しくなってしまいます。
屋根の軽量化リフォームによって耐震性を高めるのであれば、地盤や基礎、柱などの躯体部分の強度を耐震診断で確認し、十分な強度がない場合には耐震補強を行うようにしましょう。

当社は耐震診断に加え、補強設計や工事費見積もりまで無料で行っているため、耐震性を気にされている方は無料耐震診断をしてみませんか。
公的助成金の対象となる耐震診断ですので、安心してお問い合わせください。

□まとめ

屋根の重量は地震発生時に住宅の重心の位置と遠心力の大きさに影響を及ぼすため、住宅の耐震性能を向上させるためには屋根の重量が重要な要素となります。

一方で、建物の躯体部分の強度が強くないと耐震性を十分に発揮できないため、屋根の耐震リフォームと同時に耐震診断を行い、建物の強度(耐震性)も確認しましょう。

西東京市・小平市・東久留米市周辺で屋根の耐震リフォームをお考えの方は、当社までお気軽にご相談ください。

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