耐震コラム

耐震工事で制震ダンパーはどのような役割を持つのか??

2021年4月3日

皆さんは、制震ダンパーという装置をご存じですか。
「名前は聞いたことがあるけど、どうようなものかは分からない」
このような方がほとんどかと思います。
そこで今回は、西東京市の耐震リフォーム会社が、耐震工事において制震ダンパーがどんな役割を持つのかご紹介します。

□耐震と制震の違いをご紹介します

耐震とは、住宅そのものの強度を高めることで地震による住宅の破壊や損傷を防ぐ技術のことです。
具体的には、柱と柱の間に斜めの部材「筋交い」を入れたり、構造用合板を張って壁の補強をしたりします。
制震と比較するとコストが安いため、取り入れやすい特徴があります。
しかし、地面の揺れが直接住宅に伝わってしまうのが欠点です。

一方制震とは、制震装置を使って地震の揺れを抑制する技術です。
地震のエネルギーを制震装置が吸収するため、地面の揺れを強さで抵抗する耐震とは違い、揺れを吸収して受け流すという感じです。
耐震工事と比較して、少しコストが高くはなりますが、住宅が地震の揺れに強くなるので、
耐震工事とセットで行うのがおすすめです。

□制震ダンパーの種類とメリットをご紹介

先述した制震工事の工法として、制震ダンパーの取り付けを行います。
制震ダンパーとは、建物の地震の被害を抑えるために、壁や柱などの接合部に設置する制震装置のことです。
そしてこの制震ダンパーは使用している素材によって種類が異なります。
ここでは、ゴムダンパーや鋼材ダンパー、オイルダンパーを取り上げます。

*ゴムダンパー

まず、ゴムダンパーについて見ていきましょう。
ゴムダンパーとは、特殊な粘弾性があるゴムを制震ダンパーに入れて、地震の揺れに対して伸縮させることで、地震の力を熱の力に変える装置です。
ゴムはその性質上、伸縮するとゆっくりと元に戻りますよね。
そのため、何度も繰り返して発生する地震に対して有効です。

*鋼材ダンパー

2つ目は、鋼材ダンパーです。
金や銅などの金属を利用してつくったダンパーを、鋼材ダンパーと言います。
仕組みとしては、金属が曲がるときの力を熱エネルギーに変換することで、地震の揺れを減らしています。

これは他のダンパーに比べてコストが抑えられるというメリットがあります。
金属を合わせるだけの構造なので、安価な上にメンテンナンスも不要です。
安価で手軽に取り入れられるのは大きなメリットだと言えるでしょう。

*オイルダンパー

3つ目は、オイルダンパーです。
オイルダンパーとは、内部に充填されているオイルが抵抗することで、揺れを吸収するものです。
これは、車の振動を吸収して乗り心地を良くする、ショックアブソーバーという技術を応用しています。

オイルダンパーは他のダンパーに比べて小型なのが特徴です。
小さな揺れから大きな揺れまで、幅広い揺れに対して効果的です。
また、1番揺れやすいとされる建物の外周りに分散して設置するので、大型のダンパーよりも間取りへの制約がありません。
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□まとめ

今回は、耐震と制震の違いと、制震工事におけるダンパーの種類と役割をご紹介しました。
耐震工事と同時に制震ダンパーを取付ける制震工事を行うことで、安全性が高まります。
ダンパーにはいくつか種類があり、それぞれに特徴とメリットが見られましたね。
日頃から地震に備えて、揺れのエネルギーをうまく吸収してくれるダンパーをぜひ取り入れてみて下さい。
弊社では費用対効果に優れ、東京都にも『安価で優れた工法』として認められている『制震テープ』をお薦めしています。

なお、分からないことがあれば何でもご相談してくださいね。

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